「ながらみ」という貝を知っていますか?
以前は本当に安く手に入れることができたのですが、最近では獲れる量も少なくなり「海のダイヤモンド」と呼ばれるほど高価な食材となっています。
基本的には年中獲れますが、春から夏にかけてが旬となり味は濃厚で肝に苦みが無いため美味しく食べられる貝です。
私はスーパーや鮮魚店などで見かけると「少し値段が高いなぁ~」と思いながらもつい食べたくなり買ってしまいます。
この記事では砂抜きからおすすめの食べ方までを紹介していますので、ながらみを調理される方はぜひ参考にしてみて下さい。
「ながらみ」ってどんな貝!?
「ながらみ」が一体どういった貝なのか知らない方も多くいるのではないでしょうか。
ながらみとは水深5m~30mの砂地に棲息する貝で正式名は「ダンペイキサゴ」と言います。
地域によっては「ナガラメ」や「キシャゴ」と呼ぶ地域もあるそうです。
見た目は青っぽい灰色を基調として白色・黒色・茶色などが渦巻き状になっている貝がほとんどですが、中にはキレイな色をした貝も見かけることがあります。
千葉県では九十九里浜が有名ですが、相模湾・駿河湾など各地で食用として漁獲されています。
活きた「ながらみ」は砂抜きが必要?
砂地に棲息しているながらみは砂を含んでいる場合が多く、砂抜きをしていない貝をそのまま調理してしまうと食べる時に口の中で「ジャリ」ってことも・・・
売られているながらみの中にはすでに砂抜きをされているものがあります。
しかし、砂が残っていたり砂抜きがされていない場合もありますので食感を大切にするためにも活きたながらみは砂抜きをしておいたほうがいいでしょう。
ながらみの砂抜き方法
活きたながらみは海水と同じ塩分濃度(3%~4%)の塩水で砂抜きをします。
ボールにザルを入れその中にながらみを入れます。(ザルを入れる理由は吐いた砂を再度含ませないため)
塩水をながらみがきちんと浸るくらいに入れ、塩水を2~3回取り替えながら時間をかけてゆっくりと砂抜きをします。(5時間程度)
(※砂抜き処理がされていない時は一晩)
ながらみの調理方法
「ながらみ」の調理方法は塩茹でするのが一般的です。
シンプルですが、ながらみ本来の味が楽しめて美味しくいただけます。
個人的な感想ではありますがこの食べ方が一番美味しくいただけるのではないでしょうか。
ながらみの塩茹での作り方
作り方
1. 鍋にながらみと塩水を入れてから火にかけます。
2. しばらくするとアクが出てきますので丁寧に取り除きます。
3. 沸騰寸前に火を止めて冷まします。
4. 器に盛り付けて出来上がり!
食べ方は爪楊枝で刺し、くるっと回して取り出して召し上がって下さい。
薄いふたがついています。食べられないので取り除いて下さいね。
●千葉県の新鮮な「活ながらみ」についての記事を公開しました。海の駅九十九里の一推し「活ながらみ」!好きな方は足を運ぶ価値ありも合わせてご覧下さい。
最後に
ながらみを美味しくいただくには砂抜きをして食感も大切にする必要があります。
砂地に棲息する貝類(アサリ・シジミ・ハマグリなど)と一緒ですね。
ながらみの塩茹では塩水の塩分濃度が3%~4%(海水と同じ程度)で茹でると一番美味しく感じられます。
新鮮で活きた「ながらみ」が手に入った時はぜひ、試してみてください。
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