圧力鍋には「おもり式」と「スプリング式」の2種類があります。
普段から料理に圧力鍋を使っていると、おもり式でもスプリング式でも鍋の傾向(加圧時間や火加減の調整)が分かってきます。
ですが、初めて圧力鍋を購入する方は、どちらを選んだら良いのか迷ってしまいますよね。
私はおもり式とスプリング式の両方を使ってきました。
今回は両方を使ってきた経験から、初めて圧力鍋を購入する際にどちらを選んだら良いのか迷った時の参考として紹介させていただきます。
圧力鍋を初めて購入するなら「おもり式」がおすすめ!
圧力鍋を初めて購入する方にはおもり式をおすすめします。
おもり式の圧力鍋は圧力がかかった時点の状態が分かりやすく、加圧時間の計測がしやすくなります。
圧力がしっかりとかかったことが分かるというのは初心者にとって最大のメリットと言えるでしょう。
長時間、高い圧力がかかった状態で煮込んでしまうと煮崩れしてしまうことがあるからです。
おもり式の圧力鍋の圧力がかかった状態とは
圧力鍋に材料を入れ、蓋をセットし火にかけると沸騰し始めにおもりが振れてきます。
でも、まだこの状態は圧力がしっかりとかかった合図ではありません。
おもりと鍋の接点付近から蒸気が出てくると圧力がかかった合図となります。
おもりが振れる音と蒸気が出る際のシューッという音で圧力がかかっていると判断ができます。
しかし、スプリング式の圧力鍋は静かで圧力がかかってすぐの状態が分かりずらいのです。
圧力をかける時間がシビアな料理をする方ほど、おもり式を使っていることが多いのではないでしょうか。
強火のまま長く加圧調理してしまうと蒸気が勢いよく出て危険です。ほとんどの圧力鍋には安全装置が備わっていますが、注意してください。
また、おもりの振れる音や蒸気の音が怖く感じられる方もいますので、心配であればスプリング式を選んでも良いと思います。
私は使ったことが無いのですが、電気式の圧力鍋には作る料理によって自動で火加減や加圧時間の調整をしてくれる便利なものもあるようです。
圧力がかかったら「弱火」ってどういうこと?
圧力鍋を使うレシピを見た時に、「圧力がかかったら弱火にする」と書いてあるのを見かけたことはないでしょうか。
実はこれ、火を弱くしつつも圧力がかかった状態を保たなければならないんです。
火を弱くし過ぎてしまうと鍋の圧力がかかっていない状態になってしまい、食材が柔らかくならない時があるので気を付けてくださいね。
圧力がかかったら「弱火」とは、弱火にしてもおもりと鍋の接点から少し蒸気が上がる状態を保てるくらいの火加減に調節しましょうという意味になるのです。
圧力鍋の加圧時間はメーカーや機種によって変わる
圧力鍋はメーカーや機種によって加圧時間が異なります。
高い圧力がかかる鍋ほど調理時間の短縮や省エネ効果が期待できます。
レシピに圧力がかかってから弱火にして何分と記載されていても目安として考えた方が良いでしょう。
圧力鍋は使い込んで鍋の傾向を見極める必要があるのです。
最後に
今回は初心者には「おもり式」の圧力鍋をおすすめする理由を紹介させていただきました。
圧力鍋は普通の鍋に比べていくつかの注意点があります。
お手入れに関しても初めのうちは面倒に感じることもあるかもしれません。
ですが、使いこなせるようになると時間をかけずに美味しい料理が作れると思います。
本当に1つでも圧力鍋を持っていると便利ですよ。
では圧力鍋を使って美味しい料理を作ることにチャレンジしてみてください。
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