お肉やお魚などの食材はトレイ包装のまま冷凍庫に直行という方も多いのではないでしょうか。しかし、いざ使おうとしたら、「食材に霜がびっしり!」なんてことも・・・
実は食材(トレイ包装内)に霜が付くのは冷凍焼けをおこしているサインなんです。食材に霜がついているなら要注意!冷凍焼けをおこした食材は色が変わってしまうだけでなく、臭いが出たり、食感や風味も低下させてしまいます。
冷凍焼けで食材をムダにしないためにも「正しい冷凍保存方法」を知っておくのも良いでしょう。
今回の記事では冷凍焼けをおこしづらくするおすすめの冷凍保存方法おすすめ3選の紹介です。
冷凍保存方法おすすめ3選
食材をトレイのまま冷凍すると、冷凍焼けをおこしやすくなります。保存期間が長くなればなるほど冷凍焼けが進行してしまうので、購入後トレイのまま冷凍する場合は1週間以内で使い切るのが理想です。しばらく使う予定がない場合はしっかりとした方法で冷凍保存をしましょう。
①ラップで包み冷凍保存用バッグに入れて冷凍保存
食材をラップで包み、冷凍保存用バッグに入れて冷凍保存する方法です。
ラップは食材との間に空気が入らないように2重から3重にして食材を包んでくださいね。
その後、冷凍保存用バッグに入れて冷凍します。冷凍保存用バッグに食材を入れる時にも空気ができるだけ入らないように閉じてください。
ポイントとしてはラップを2重から3重にすることと、空気が入らないように包むことです。
簡単でお手軽な冷凍保存方法です。
②味付けタレに浸し冷凍保存
味付けタレに浸した食材を冷凍保存する方法です。もうすでに料理が決まっている方におすすめの方法です。味付けタレに食材を浸し、冷凍保存用バッグに入れて冷凍します。タレの漏れが心配な方は食品用のビニール袋に入れて、口を結んでから冷凍保存用バッグに入れて冷凍保存をしましょう。
解凍後、袋から出して焼くまたは耐熱容器に入れレンジで温めるだけで食卓へ出せるので、この冷凍方法は料理をする際の時間短縮にもなります。
③真空パックの状態にして冷凍保存
私が一番おすすめする真空パックの状態にして冷凍保存する方法です。おすすめする理由は、冷凍焼けを防ぐ効果が一番高く、冷凍庫内もスッキリと整理させることができるからです。
真空パック機を購入しなければなりませんが、ラップや冷凍保存用バッグを使わず、味付けをする必要もないので好きな料理に食材を使うことができます。
真空パックをする時に使う袋やロールがちょっとお高めなのがデメリット!
※ 真空パック機は機種によって水分を多く含む食材に対応できるものもあります。
こちらの記事で真空包装機を紹介しています。
食材に霜が付着する原因は
食材に霜がつく原因の一つに食材からの昇華があります。昇華とは凍らせた食材の水分が直接気体に変化することです。この空気中の水分が冷やされ、食材に付着したものが霜になります。
冷凍焼けとは食材から逃げ出す水分と酸化が主な原因です。
水分の昇華や酸化を少なくし、冷凍焼けを最も効果的に防ぐ冷凍保存方法が真空パックと言えるでしょう。
最後に
今回は食材が冷凍焼けをおこしづらくする冷凍保存方法を3つ紹介させていただきました。
しっかりと冷凍保存された食材は鮮度を保ち長期保存が可能です。
①ラップで包み冷凍保存用バッグに入れて冷凍保存
②味付けタレに浸し食材を冷凍保存
③真空パックの状態にして冷凍保存
上記の冷凍保存方法はどれも食材からの昇華を最小限に抑え、空気をできるだけ遮断して酸化をしないようにしすることで冷凍焼けを防ぐ方法となります。
食材を大量に購入してしまったり、使いきれなかった食材は正しい冷凍保存方法でムダにしないということも大切なことではないでしょうか。
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